CNFについて

四国CNFプラットフォーム

CNFとは

木材等植物の主成分のセルロースを、直径数〜数十ナノメートル(1ナノメートル=10億分の1メートル)まで細かく解きほぐした繊維状の物質。バクテリアから合成されるものもある。近年、技術の進展で製造コストが下がりつつあり、自然由来で環境にやさしいうえ、原料に添加していろいろな機能を付加できる可能性があるので、活用への期待が高まっている。

CNFの主な特性

CNFは、機械特性、化学/生物特性、その他(光学特性、熱特性、電気特性)等において、添付のとおり様々な特性を有しています。
これらの特徴をうまく活かすことで、今までない新たな素材・用途を実現できる可能性があります。

CNFの種類

① CNF
木材等の植物素材を機械解繊で最小単位のセルロース繊維まで解きほぐした「植物由来の極細繊維」
一般的にアスペクト比が比較的大きいものが多い。
素材へのなじみやすさから、親水系、粗水系と分類されることもあります。

② CNC
木材をナノスケールに解すと水素結合が生じて結晶ができる。これを強酸で処理して余分な物質を取り除いて作る。針状結晶となっており、一般的にアスペクト比が小さい。

③ BNF
酢酸菌などの微生物がつくるセルロース。植物由来のセルロースより純度が高く、細い。生分解性や保水性に優れている。デザートとしてよく知られている「ナタデココ」は、BNFの代表例である。

CNFの主な製造方法

CNFの製造方法は、基本的に機械処理、化学的処理、そして、変性パルプ直接混練法に分類されます。
下記の表をご参考にしてください。

CNFの活用用途等

CNFの有するさまざまな特徴を利用し、さまざまな用途に活用が検討されいてます。
環境省の期待する自動車、家電、住宅建材分野の製品例が記載されていますので、下記の表をご参考にしてください。